クラウドソーシングとは?どこよりも分かりやすく簡単解説

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会社員の副業禁止は、もう昔の話。働き方改革が叫ばれ副業解禁となり、自宅で副業をするのが当たり前となった今、個人の働き方は大きく変わりました。そんな中でよく聞くようになったのがクラウドソーシングです。

ここでは、クラウドソーシングとは何か?「どこよりも分かりやすく!」をモットーに、まとめました。

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クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、企業または個人がインターネット上で、不特定多数の人に仕事を依頼するビジネス形態を指します。

ザックリ言うと、ある業務を行なってくれる人を自社の社員ではなく、インターネットを使って外部の人たちに募集をかけて、応募してくれた人にその業務を行なってもらうのがクラウドソーシングという訳です。

クラウドソーシングという言葉は、crowd(群衆)とsourcing(業務委託)を合わせた造語です。

インターネットを介して、ということから気付いた人も多いと思いますが、クラウドソーシングは2019年には2013年時のおよそ10倍の2360億円に到達するだろうと言われているほど、近年になって急速に発達しています。

在宅ワークが何かと注目されていますが、そんな中クラウドソーシングが急速に伸びていることが、この数字からも分かりますよね。

クラウドソーシングは、時間や場所を選ばないインターネットの特性を活かして、サラリーマンや主婦などが空いた時間の副業やお小遣い稼ぎでできるものから、専門知識やスキルを持ったフリーランスの人が行なうものまで、仕事内容がさまざまです。

仕事を依頼する発注者は、人材の採用や育成にコストをかけずに社外の労働力を確保できて、しかも必要がある時だけピンポイントで不特定多数の人たちに対して外注ができます。

そして仕事を実行する受注者は、自分が持つ専門のスキル・知識やライフスタイルに合わせて気軽に働けて、クラウドソーシングは発注者と受注者の両方にメリットがあります。

クラウドソーシングとアウトソーシング、どこが違うの?

クラウドソーシングの話で出てくることの1つが、アウトソーシングです。平たく言うと、クラウドソーシングとアウトソーシング、どこが違うの?ということです。

仕事を外注するという意味では、クラウドソーシングとアウトソーシングは同じように思われますが、どこが違うんでしょうか?

結論から言うとクラウドソーシングはアウトソーシングの中の1つの形態です。なので「違い」という表現は適切ではないですが、まったく同一かと言うと、そうでもありません。

クラウドソーシングとアウトソーシング、両者の違いを一言でザックリ説明すると、仕事のスタイルとなるでしょうか。…当然ですが、これだけだと全然分からないですよね。汗

分かりやすく説明するために、クラウドソーシングの歴史と合わせて紹介したいと思います。

クラウドソーシングの歴史

クラウドソーシングという言葉が使われ始めたのは、2000年代に入ってからだそうです。2006年6月にアメリカの雑誌「WIRED」の編集者ジェフ・ハウ氏が、同誌の記事でクラウドソーシングという言葉を使って表現したのがきっかけで、広く使われるようになったそうです。

そもそも、クラウドソーシングが急速に普及した背景には、今までの雇用や外注方法にいくつか問題点があったことが挙げられます。

今までは、企業は専門性を持った人材を雇ったり、その人材を育成することで、活動を続けてきました。でも、人材の育成にはコストもかかります。さらに、終身雇用の概念が揺らいでくるにつれ、人材を確保すること自体が難しくなっていきました。

せっかくコストをかけて育成してきたのに、その人に転職でもされたりしたら…それまで投資してきた分が、すべてパーですよね。

この問題の解決策として広まったのが、1つ1つの仕事を外部に委託するというアウトソーシングの考え方です。アウトソーシングは1980年代にアメリカで提唱され、’90年代に日本でも取り入れられるようになりました。

アウトソーシングはコストを抑えるなどの成果をあげられました。それでも、ある程度の期間、継続した契約が必要なのでその分のコストはかかります。

さらに特定の人材への発注となるので、(投資した)コストに対してその人のスキルが釣り合っていないなどの課題は、残ります。

そこで登場するのが、クラウドソーシングです。2000年代に入ってインターネットが普及していくと、それを活用して仕事の実行者を直接募集するようになります。これが、クラウドソーシングの始まりです。

クラウドソーシングによって、その仕事内容に見合った費用で最適な人材を、ピンポイントで確保できるようになったという訳です。

仕事の実行者となる受注者サイドも(クラウドソーシングはインターネットを介してやり取りを行なうので)郊外など地方に住んでいながら、都市部の企業の仕事を受注できたりと、労働者のライフスタイルに合わせた働き方が実現できるようになりました。

クラウドソーシングとアウトソーシングの違いとは

ここまでのお話で分かるように、クラウドソーシングはアウトソーシングの中の1つで、アウトソーシングから派生したものと言えます。

アウトソーシングは、特定の業者に仕事を外注するビジネス形態です。人材派遣をイメージしたら分かりやすいと思います。依頼主は派遣会社と契約を結んで、そこに仕事を外注する。派遣会社は、登録しているスタッフにその仕事を割り振って、スタッフを派遣する。というスタイルです。

それに対してクラウドソーシングは特定の業者ではなく、インターネット上で直接依頼したい仕事の応募者を募ります。そして、その応募者の中から選考して仕事を依頼するというのが、クラウドソーシングの一般的なスタイルです。

クラウドソーシング、主な仕事の形

クラウドソーシングと一言で言っても、仕事の形式はその業務によってさまざまです。ここでは、クラウドソーシングの主な仕事形式をご紹介します。

タスク形式

クラウドソーシング初心者や、手軽なものから挑戦してみたいという人に向いているのがタスク形式の仕事です。

タスク形式は依頼者が作業内容や条件、報酬をあらかじめ提示し、条件の合う人がその場ですぐに作業を行う、クラウドソーシングの形式です。

タスク形式では、依頼者が大勢の受注者に向けて案件を公表しています。指定された時間内に指定の作業を行い、依頼者の承認を待ちます。承認されたら報酬が支払われる仕組みです。

データ入力アンケートといった、複数人で取り組む単純作業で主に使われます。

タスク形式の仕事は、こんな感じ

タスク形式の仕事は、こんな感じです。

例:○○○○に関するデータ入力・収集

概要:○○○○のデータを入力・収集していただきます。

求められるスキル:コツコツ丁寧な作業ができる方 ・検索エンジンを活用して情報収集できる方

募集件数:100件、報酬:1件あたり30円

この例では、募集件数が100件となっていますが、アウトソーシングの仕事だと100件依頼されたら100件やらなければなりません。でも、クラウドソーシングはその点も違います。

100件募集があっても、1件から案件に参加することが可能なんです。この案件を受ける人が100人いて、100人で同時に作業したら、あっという間に終わっちゃいますよね。

報酬は1件につき30円ですが、1人で10件、20件と作業しても問題ありません。10件作業すれば300円の報酬です。作業した件数だけ報酬をもらうことができるという訳です。

作業前に依頼者と受注者で条件などのすり合わせをする必要がないため、受注者は手軽に取り組むことができます。バードルが低い分、報酬は低い傾向にあるのが特徴です。

プロジェクト形式

プロジェクト形式とは、依頼者が提示した案件に対して、その仕事を受けたい受注者が応募し、お互いの条件が一致してから仕事を進めていく、クラウドソーシングの形式です。

タスク形式と違い、受注者が依頼者と個別に契約をしてから進めていくので、従来のアウトソーシングに近いと言えます。

ホームページの作成記事の作成など、ある程度の時間とスキルが必要な分野で使われているのが、プロジェクト形式の仕事です。

プロジェクト形式の仕事は、こんな感じ

プロジェクト形式の仕事は、こんな感じで募集があります。

依頼概要:弊社では、20代の女性をターゲットとして、アパレルや美容などのブログを運営しております。そのブログで掲載する記事の作成をお願い致します。

サイトURL:http://www.●●●.jp

希望文字数:1000~1500文字。

納品ファイル:Word形式

報酬金額:700円~1,200円

不明点があれば、弊社担当までご質問ください。よろしくお願い致します。

募集されている案件に対して、受注者は応募します。仕事をしたいという意思を依頼者によく伝え、見積もりを提出します。依頼者は、受注者の意思や見積もりをもとに、誰に依頼するかを決めます。そこで選ばれれば、めでたく契約成立です。

タスク形式の仕事に比べて報酬が高いですが、(受注者は)仕事を受けるために「自分は何ができるのか」をアピールしたり、納期が決められているので納品スケジュールを組んだり、案件の内容で分からないところがあったら、思いこみで作業をしないで依頼者に問い合わせをしたりするなど、すべて自分で行う必要があります。

営業力だったりコミュニケーション能力が求められるので、クラウドソーシング初心者にはハードルが高いと言えます。

ただ、依頼者と継続した関係を築くことができれば報酬がアップしたり、より高額の案件を依頼される可能性があるので、やりがいがあるのではないでしょうか。

コンペ形式

コンペ形式は依頼者が条件を提示して、その条件に対して受注者に直接作品を提出してもらい、その中から1件を採用するというものです。

サイトのロゴキャッチコピーの作成といった、たくさんの候補から選定する必要がある分野で取られている、クラウドソーシングの形式です。

当然ですが、その作品が採用されれば報酬をもらえ、採用されなければ報酬はもらえません。その分、採用されれば一度に数千円~数万円ほどの収入を得ることができます。

複数の候補から選ばれた1作品にのみ報酬が支払われるという性質上、着実に報酬を得たい人には不向きと言えます。

コンペ形式の仕事はプロジェクト方式に近い形で募集が行われますが、条件がより細かく指定されていることが多いです(デザインの仕事なら、色や雰囲気・テイストなど)。

デザインやネーミングなどクリエティブな分野が得意な人には、おすすめかもしれません。

クラウドソーシングを始めるには?

インターネット時代の新しい雇用の形として注目されているクラウドソーシング。クラウドソーシングは、どのようにして始めるのか?

お話ししたようにクラウドソーシングは、仕事の依頼や契約、商品(ほとんどがwebデータです)の納品や検収、報酬の支払いまで、すべてインターネット上で行います。クラウドソーシングサイトにメンバー登録して、そこで行うのが一般的です。

ここでは、仕事を依頼する側(依頼者)と仕事を受ける側(受注者)それぞれで少し掘り下げてみました。

クラウドソーシングの流れ~依頼者サイド~

  1. クラウドソーシングサイトに登録する
  2. クラウドソーシングサイト上に、依頼したい仕事を掲載する
  3. 応募者から送られてきた見積もりを検討する(タスク形式の場合は省略されます)
  4. 仕事を依頼する人を選定する(タスク形式の場合は省略されます)
  5. 報酬をクラウドソーシングサイトに預ける
  6. 商品の検収(修正がある場合は、修正依頼もできます)
  7. 問題がなければ、クラウドソーシングサイトから受注者に報酬が支払われる
  8. 依頼者と受注者、お互いが評価を行う(これによって、評価の高い受注者や企業が識別できます)

クラウドソーシングの流れ~受注者サイド~

次は、仕事を実行する側となる受注者サイドの流れです。基本的に、先ほどの依頼者サイドの流れの反対となります。

  1. クラウドソーシングサイトに登録する
  2. クラウドソーシングサイト上に掲載されている仕事から、自分のスキルやライフスタイルなどに合った仕事を探す
  3. 見つけた仕事に応募、見積もりなどを提出する(タスク形式の場合は、この段階で仕事に参加しています)
  4. 採用されたら、依頼者と契約を結ぶ(タスク形式の場合は省略されます)
  5. 指定された納期までに、商品を仕上げ納品する(修正がある場合は、その依頼に合わせ修正をかける)
  6. 問題がなければ、クラウドソーシングサイトを通して報酬が支払われる
  7. 依頼者と受注者、お互いが評価を行う

今すぐできる!クラウドソーシングの主なサイト

クラウドソーシングとは?そして、クラウドソーシングの大まかな流れなど分かっていただけたと思います。中には、今すぐクラウドソーシングで仕事を始めたい!という人も、いると思います。

ここでは、クラウドソーシングの仕事を扱っている主なサイトを紹介します。

クラウドソーシングのサイト①ランサーズ

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クラウドソーシングのサイト1つめは、日本初のクラウドソーシングサイトのランサーズです。クライアント(仕事の依頼者)数は6万以上25万人を超える登録者数は、日本でのクラウドソーシングの草分けと呼ぶのにふさわしいと言えますよね。

ランサーズの特徴は案件が大量にあることです。単純作業系の仕事から専門的なものまで豊富な案件を取り扱っています。

ランサーズは仕事の仲介だけでなく、依頼者から受注者への支払いの管理も行なってくれます。依頼者からの報酬をランサーズが預かる仮払い方式を採用しているので、金銭面でもめることなく安心して働くことができます。

クラウドソーシング初心者で、どこに登録しようか迷っている人は、とりあえずランサーズに登録しておいて間違いないと思います。登録は、↓こちらからできます。

クラウドソーシング「ランサーズ」

クラウドソーシングのサイト②クラウドワークス

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2つめのクラウドソーシングのサイトは、先ほどのランサーズと並んで日本最大手のクラウドワークスです。東証マザーズで上場されており株式も公開されていることからも、信頼度の高さがうかがえます。

プロフィールを登録すると、それをもとにマッチした仕事をアナウンスしてくれるのも嬉しいですよね。案件数246万件(2019年4月時点)と、ランサーズに負けず劣らず案件が豊富で、仮払い方式を採用しているのもプラス要素だと思います。

先ほどのランサーズと同じく、迷ったらクラウドワークスに登録でOKでしょう。

クラウドソーシングのサイト③ココナラ

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クラウドソーシングのサイト3つめは、ココナラです。

ココナラの最大の特徴は、ここまでの募集されている案件に応募するスタイルとは違って、自分の持つスキルやノウハウを商品として販売するスタイルにあると思います。アイデア次第で、あなたのスキルがお金になるということです。

出品する商品の価格はサービスの内容により異なっており、上限額もカテゴリによって異なっています。そして、どのカテゴリでも有料オプションの設定ができます。

たとえば、似顔絵を描くサービスを出品するとしたら、+1,000円で背景を加えたり、+3,000円で額縁に入れてたりなど、追加の値段によって自由にカスタマイズできちゃうんです。すごいですよね!登録は、↓こちらからどうぞ。

クラウドソーシングのメリット・デメリットとは

クラウドソーシングは、仕事を依頼する依頼者(企業)と依頼を受ける受注者、両方にメリットとデメリットがあります。ここでは、そんなクラウドソーシングのメリット・デメリットを、まとめました。

クラウドソーシングのメリット

依頼者となる企業にとってのクラウドソーシングのメリットは、まず何といってもコスト面が挙げられます。

従業員を雇うとなると毎月の給料はもちろん、社会保険や厚生年金、福利厚生など、とにかくいろいろなコストが発生します。人材を育成するのにも、もちろんコストがかかります。

クラウドソーシングを活用すれば、必要な時に必要な分の仕事を、専門スキルを持った人にピンポイントで依頼できるので、従業員を雇うのに比べて大幅にコストをカットできます。これだけでも、かなり大きいですよね。

受注者となる私たちにとってのメリットは、インターネットを使うので、時間や場所、仕事自体も自由に決められることです。単純作業系の案件ならば、空いた時間などで手軽にできるので、着実に収入を得ることができます。

仕事を自由に決められるということは、自分の得意分野だけを選べるということでもあります。

正社員であれ何であれ従業員として雇われると、自分の好きなことだけやっていれば良いという訳にはいきません。苦手なことでも、やらないといけない場面がどうしても出てきます。それって、結構ストレスですよね。

クラウドソーシングなら、得意でなければそもそも受ける必要も、ありません。好きなこと、得意な仕事をやりたいだけできるのです。

このように、依頼者と受注者の両方のニーズを満たしているのがクラウドソーシングのメリットであり、魅力という訳です。

クラウドソーシングのデメリットとは

クラウドソーシングのデメリットは、基本的に先ほどのメリットで挙げたことの裏返しです。

コストがかからないからと言って、外部の人にばかり頼っていると、自社の人材が育たずノウハウが蓄積されないので、成長の機会が失われます。

さらに、外部の人に委託するということは、自社のノウハウが流出する危険性も含んでいます。(委託する仕事が)単純な仕事ならまだしも、複雑な仕事ならなおさらです。

ノウハウが流出することで自社の強みがなくなり、結果的に組織の衰退にも繋がっていくのです。なので、どこまでの情報なら開示しても問題ないか、線引きをしっかりしておく必要があります。

受注者にとってのクラウドソーシングのデメリットは、単価が低く収入が安定しないことです。

日本は在宅ワーカーの人口がとても多いですが、その分1人1人のスキルがバラバラで、依頼者としては重要な案件を任せづらく、結果として単価の低い仕事が多くなってしまうのです。

なので、作業の中でスキルを身に付けたり、継続して受注することで信頼を得たりなどして、自分で単価を上げていく必要があります。



まとめ

クラウドソーシングとは何か?について、「どこよりも分かりやすく!」を目標に、まとめてみました。この記事をきっかけに、クラウドソーシングについて深く理解していただけると幸いです。

今日も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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