EP3を買って感じた1つの疑問|車の価値って何なの??

EP3という名前だけでは何のことか分からない人が多いと思いますが、「シビックタイプR」と言うと、分かる人も多いのではないでしょうか。

先日、私はこのシビックタイプR(EP3)を新たに買ったのですが、想像以上のすごさにやられてしまいました。それと同時に、疑問に思ったことがあります。

今回は、そんなシビックタイプR(EP3)のお話しと、EP3を買って疑問に思ったことについて、お話ししたいと思います。

最初に断っておきますが、今回の記事はEP3の試乗インプレッションというよりも、EP3を買って感じた私個人の主観がメインになっております。そのことをご理解いただいた上で、読み進めていただけたら幸いです。

 

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シビック タイプR(EP3)

まず、そもそもEP3って何か?タイプRって何か?というお話しと、EP3を買うことになった顛末を、お話ししていきたいと思います。

タイプRは、サーキットを走るための車

タイプRは、本田技研の創業者、本田宗一郎が「サーキット走行という魅力的なことを、もっと多くの人たちに体験してもらいたい」という思いから開発された、ホンダ自動車のスポーツモデルの車種の総称です。

タイプRのコンセプトはズバリ、サーキット走行です。

「ノーマルの状態でサーキットでタイムが出せる一般車を作ろう」という思想から、タイプRは開発されました。

タイプRが出始めた当時は、ノーマルの状態でサーキットを走らせてタイムが出せる一般車が、どこを探しても存在しなかったそうです。

それを考えると、タイプRの登場はかなりのインパクトですよね?

何もイジらないで、いきなりサーキットに持っていけるなんて。このタイプRのコンセプトは、多くの人に受け入れられたそうです。

タイプRは、シビックと現在廃盤になっているインテグラ、あとNSXの3車種に設定されていて、3代目シビックタイプR(FD2)までの車種は、今なお熱狂的な支持を集めています。

EP3

EP3は、シビックタイプRの2代目にあたり、イギリスで開発されて日本で販売されたという、変わった経歴を持った車です。

ちなみに、スポーツカー全般に言えることですが、区別のためにシビックなどの車種名ではなく、その車種の製造ロットや型式などを指して呼ばれることが多いです。

タイプRもその例に漏れず、その車種の型式で呼ばれます。つまり、

EP3は2代目シビックタイプRの型式を指しているという訳です。

EP3は、2001年から2005年までの5年間販売されましたが、とにかく人気がなかったそうで、同じ時期に販売された2代目インテグラタイプR(DC5)に、大きく差を付けられたそうです。

EP3は、ヨーロッパをメインに売れたそうで、ヨーロッパのレースでは今でもEP3をよく見かけます。とはいえ、日本ではほとんど見かけることがないので、

EP3に乗っていると、かなりの変わり者の目で見られるようです。

「人と違うことをしたい」という人には、うってつけの車と言えますね。

EP3を買った顛末

私のメンターは、10年以上前に本気でサーキット走行をしていた時期があったそうですが、今はサーキット走行から遠ざかっていました。

それが、私のビジネス仲間がある車に買い替えたことをきっかけに、メンターのサーキット熱に火がついて、サーキット走行を再開させることになりました。そして、その時乗っていたDC5を、また新たに購入したのです。

その流れで、私もタイプRを買うことに決めて、目を付けたのがEP3でした。

実は、EP3はDC5とボディが違うだけで、エンジンから基本となる骨格がほぼ同じだそうで、性能もほとんど一緒だそうです。兄弟車という位置づけからか、EP3とDC5は多くのブログや専門誌などで、よく比較されています。

性能がほとんど一緒ということなので、単純な興味と、誰も目を付けてないということ、そして不人気ゆえに相場が安いという理由から、EP3に決めました。

「なんて不純なヤツ!」とツッコミを受けそうですが、もちろん、

EP3が気に入ったから、というのが一番にあってのことです。

EP3を買ったときのことは、こちらの記事でも紹介しています。良かったら、どうぞ。
潜在意識の覚醒方法の弱点と、たった1つの効果的方法

 

EP3を買うきっかけになった、ある車

EP3を買う、そもそものきっかけとなった、ビジネス仲間が買い替えた、ある車についてお話ししていきます。

その車は、こちらです。

ヴィッツRS

トヨタ、ヴィッツRSです。1999年のデビュー以来、次世代コンパクトカーとして幅広いユーザーから支持された、大ヒット車です。

今は、アクアなどに取って代わられた感がありますが、それでも毎日のように、街でヴィッツを見かけると言っても良いくらい、本当に売れに売れた車です。

ヴィッツRSは、そんなヴィッツの中でもスポーツ走行用に設定されたモデルです。

今回納車されたのは初代モデルになりますが、約20年前のモデルだからなのか、人気がないのか定かではありませんが、信じられないぐらいの破格値で販売されています。

「安すぎる!」と、クレームを付けたくなるほどです。

「スポーツカーを買いたいけど、タイプRのようにコテコテなのはちょっと…」という人は、狙ってみるのも良いかもしれません。

ヴィッツRSに乗った感想

ヴィッツRSが納車されたその日、早速will beのみんなで試乗しました。

実は私は、ヴィッツRSに乗る前、走りにほとんど期待していませんでした。

「RS」って名前が付いても、しょせんヴィッツ。どうせ、街乗り車に毛が生えた程度だろうと思っていたのです。

…なのですが、そんなこと考えたのを平謝りしたくなるくらい、ヴィッツRSの走りは想像以上でした。

「ほんとに、これヴィッツ?!」と疑ってしまうほどの加速感と太いエンジン音、見た目に似合わない固い足回りは、まさにスポーツカーでした。

スポーツカーを語れるほど、スポーツカーに乗っている訳ではないですが…

スポーツカーだけど、トヨタの売りでもある乗り心地の良さを損なわず、しかもヴィッツの代名詞でもある低燃費。

試乗が終わったときには、みんながヴィッツRSの虜になって、私のパートナーに至っては、

後日新たにヴィッツRSを買ってしまうほどでした。

 

EP3は、次元が全然違った

ヴィッツRSのインパクトの余韻も醒めないまま訪れた、EP3の納車当日。

私はビジネス仲間(以下、Yさんとします)に協力してもらい、EP3の置いてある神奈川県から愛知県の自宅まで運転してきました。

初めてのEP3、初めて本格的に運転するタイプRは、ヴィッツRSとは比べ物にならない、

次元が全然違う車でした。

「当たり前だろ!!」と、ツッコミを受けそうですが…

パッと見ではスポーツカーだとは思えない、かわいらしい外観。そんな外観からは想像もできない、雄たけびのように突き上げてくるエンジン。そして、150キロ近くスピードが出ているのに、地面に根っこを張ったような、どっしりとした安定感。

車にそれほど詳しくない素人の私でも、そのすごさが分かるほどの車でした。ただ普通に運転しているだけなのですが、それだけでもとにかく楽しくて。

車の運転していて、こんな感覚になったのは初めてでした。

同乗していたYさんも、そんな私を見て「すごい楽しそうで、楽しさがにじみ出ている」と言っていたので、相当楽しんでいたんだと思います。

そんなこと言っていたYさん自身、

運転を交代したとき、とても楽しそうに飛ばしていたのを付け加えておきます。

 

EP3を買って感じた疑問

ep3-right

こうして、EP3に思いっきりやられた私ですが、EP3を買って感じた疑問とは何か?を、お話ししていきたいと思います。

5年間で5000台

その疑問とはズバリ、車の価値って何なの??ということです。もう少し詳しく言うと、車の価値は、何を基準にして決まるのか?と言いますか。

このEP3に限らず、タイプRは今でも熱狂的なファンがいて、車種やモデルによっては(当時の)新車価格を上回る値段で取引されているそうです。

そんな現象も、残念ながらEP3だけには当てはまらないようです。それでも、他の一般車に比べると、値段は高めですが…

なぜか?というと、それは

EP3の圧倒的な不人気さにあります。

EP3は「超」が付くほど不人気で、EP3が販売された5年間での販売台数は、合計5000台だったそうです。

これだけだとイメージしづらいかもしれませんが、同じホンダで、最近よく街中で見かける軽の2人乗りオープンカーS660は、1か月で約5400台売れているそうです。EP3がどれだけ不人気か、このデータだけでも分かっていただけると思います。

その圧倒的な不人気さのためか、EP3の相場はタイプRの中でも安い傾向にあるそうです。

20年前の車が200万円!?

同じタイプRでも、初代シビックタイプR(EK9)は、歴代タイプRの中でも最も人気が高く、今でもサーキットやレースなどで現役で走っているほどです。

人気が高いので、相場も必然的に高くなります。

たとえば、EP3とEK9を、走行距離3万kmで無事故という条件で比べると、EK9の方は200万円超えを覚悟しておいた方が良いでしょう。

でも、EP3の場合は同じ条件でも200万でおつりが出るでしょう。もう少し条件を下げれば、100万円以下でも、それなりの状態のものが買えます。EK9では、こんなこと望めません。

ちなみに、EK9はEP3の1世代前で20年以上前のモデルです。

20年以上も前の車が、200万円以上もするんです。

EP3とEK9をサーキットで走らせると、圧倒的にEP3の方が速く、EP3と同じようなタイムをEK9で出そうとしたら、エンジンの載せ替えなどで200万近く必要になるとか。

詳しくは、こちらのブログで紹介されているので、そちらをどうぞ。
??車の人気と不思議な選び方!なんでそれがいいの???

速く走らせるための改造費で、もう1台分のお金が必要になるということです。

トータルで2台分です。それなのに人気が高いって、正直「なんで???」という思いです。

でも、不人気さゆえに、リーズナブルに買えるので、それはかなりありがたいことですが。

車を操縦する楽しさ

こんなこと書いている私自身、以前は「車は、荷物さえ積めれば良い」という考えで、車に対してあまりこだわりを持っていませんでしたし、以前はタイプRとは程遠い普通車(もちろんAT)に乗っていました。

そんな人間だったから、なおさら思うのかもしれません。ヴィッツRSやEP3を体験したから、なおさら思うのかもしれません。

車の価値は、「車を操縦する楽しさ」が重要ではないか、と。

  • 今や、多少の技術を要するMT車ではなく、とりあえず気楽に運転できるAT車の方が、圧倒的に幅を利かせています。
  • ヴィッツRSやタイプRなどのスポーツカーの人気は無くなって、代わりにハイブリッド車や電気自動車などが飛ぶように売れています。

 

誤解のないように断っておきますが、

AT車を否定するつもりも、ハイブリッド車などの車を否定するつもりも、まったくありません。

そして、人それぞれ好みが違えば、車の楽しみも人によって変わってくると思います。だから、車のどこに価値を感じるかというのも、人それぞれ違って当然だと思います。

それでも、運転していて楽しいからこそ車に愛着がわくのだと思うし、「車を操縦する楽しさ」で見たら、ヴィッツRSやEP3を含めたタイプRは、ハイブリッド車などの比じゃないと、どうしても思うのです。

みんな、つまらなさそう

こんな疑問を持ったきっかけは、Yさんが言った一言でした。それは、EP3の納車日、愛知まで帰ってくる道中でのことです。窓の外を見ていたYさんが、ふとこんなことを口にしました。

「みんな、つまらなさそうに運転している」と。

納車したばかりとは言え、楽しさがにじみ出ながら運転していた私と比べて、行きかう車に乗っている人たちの様子が、つまらなさそうに映ったのでしょう。

それから私も、同じように見ていたのですが、Yさんの言うように、どの人も車の運転を楽しんでいるようには見えませんでした。

もちろん、人それぞれ事情が違うので、一概には言い切れないと思います。

それでも、車を操縦する楽しさが追いやられて、ただの移動のための道具にしか扱っていない様子を見るにつけ、

「本当に、それで良いの??」という思いを持ってしまうのは、私だけでしょうか。

 

さいごに

EP3を買ったお話しと、EP3を買って感じた疑問についてお話ししました。

通勤やレジャー、プライベートなど、いろんなシチュエーションで車を使う人は多いと思います。そして、そんな車に何を求めるかも、人それぞれだと思います。

でも、いろんなシチュエーションでお世話になるものだからこそ、運転していて楽しくなければ意味がないと思います。

今回の記事をきっかけに、EP3に興味をもっていただけたら嬉しいですし、あなたの愛車を見直すきっかけになっていただけると光栄です。

 

今日も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

 



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